E.C. was here

Detailed data of all Eric Clapton's performances in Japan

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1975 – E.C. Was Here Japan Tour

22-Oct-1975 Festival Hall, Osaka
23-Oct-1975 Festival Hall, Osaka
24-Oct-1975 Kyoto Kaikan Daiichi Hall, Kyoto
27-Oct-1975 Sogo-Taikukan, Kitakyusyu
29-Oct-1975 Sunpukaikan, Shizuoka
01-Nov-1975 Budokan, Tokyo
02-Nov-1975 Budokan, Tokyo

personnel

Eric Clapton (Guitar, Vocals)
George Terry (Guitar)
Carl Radle (Bass)
Dick Sims (Keyboards)
Jamie Oldaker (Drums)
Yvonne Elliman (Backing Vocals)
Marcy Levy (Backing Vocals)
Sergio Rodriguez (Percussion)

初来日からたった1年後に実現した2度目の来日。今では考えられない静岡や北九州なども訪れている。前年と同じく、まだ酒に浸っていた時期ではあったが、日によってバラエティに飛んだ魅力的なセットリストのステージが展開された。大阪の2日目には名曲「Bell Bottom Blues」が日本で初披露され、70年代から80年代にかけて、来日公演でこの曲が演奏されたのはこの日のみという特別な日もあった。このツアーの特徴は、ECの代名詞「Layla」がオープニングに据えられたことだろう。そして、使用ギターはFenderのテレキャスターという、現在では想像し難い光景も。しかし、そこから紡ぎ出されるトーンは決してテレキャスター独特のものとは違い、とても艶やかでリッチなトーン。言われなければ、絶対にテレキャスターとは思いもしないだろう。その辺がECのECたる所以だろう。前年の74年来日時のメインギターがギブソンのエクスプローラーだったということを考えると、当時はギターに関して無節操だったと思われる。この年のツアーのもう一つの特徴として、曲数の少なさが挙げられる。一番多い日でも12曲という少なさ。裏を返せば、それだけ1曲が長いということで、凡長なギターソロをダラダラとプレイする感も否めない内容だった。しかし、オープニングの「Layla」が固定化されてはいたが、2曲目は全日違う曲が演奏された。ある程度は演奏曲目の順番的な流れが固まってくるのがツアーの常だが、この年のツアーは全く予想できないオーダーで進められたという意味では、曲目の少なさを補って余りあるものだった。

アドセンス固定下300

公開日:
最終更新日:2016/01/11